歯医者のウデを見抜ける通い方 むし歯編

こういう病院は危険です〜医療を選ぶ〜 

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いい病院・いい医者の絶対基準はない



医者としての理想像とは、どういう人物像を指すのだろう。

よく「いい医者やいい病院を見分ける方法を」などと聞くが、この問いに応えるのはなかなか難しい。

例えば、自動車の車種を決める際に、トヨタの営業マンがレクサスとウインダムとセンチュリーとではどの車が一番いいのか?と聞かれても一概に答えようがない。

乗る人の好み、ライフスタイルや社会的地位、予算などを考慮にいれなければ安易に推薦できない。

また、それらがわかっていたとしても、実際にその人が試乗してみると、まったく自分に合わないと感じる場合だってあるはずだ。

医者や病院も同じことである。

相談する人のライフスタイルや信条、職業観などで同じ病気でも最適な医師像は全く異なってくることがありうる。

だから、見ず知らずの人に対して、軽々にいい医者、いい病院の答えを出すことはできない。

あるいは、いい医者、悪い医者というのは、その人の主観による面があることも忘れてはならない。

車の試乗感覚が人によって違うのと同じで、一筋縄ではいかないのである。

Aさんには無口だが誠実な人物と感じられる医者が、Bさんには説明不十分の問題医とみなされることがあっても、なんら不思議はない。

人それぞれの極めて人間臭い面の影響も受けるわけだ。



では、ミスを犯さない病院や医師が、いい病院、いい医師だという考えはどうか。

これなら客観的な評価基準である。

が、現在の日本の医療現場では、医療事故、医療過誤はほぼ100%どの病院にも存在しているはずである。

最上級レベルの病院でさえ、医師や看護師のミスによって患者が死亡する事故は発生している。

しかし、病院は歴史もあり、数々の難病治療の歴史もあり、人々の幸福に貢献している。

こういう病院は果たして行ってはいけない病院なのかどうか。

患者側から見れば、大きな病院なのだから、事故やミスがゼロで当たり前と感じてしまうのだろうが、どんな権威ある病院でも仕事をしているのは人間である。

ミスのない完璧な人間など存在しない。

人間にできることはミスを最低限に抑える方法やシステムを考え、それが実現できるよう努力することしかないのだ。

このように、いい病院、いい医者を見分けるのに完璧な絶対基準はない。

患者側の我々としては、そうした多少の不確実性を含んだ上での判断となることを予め含んでおかなければならない。

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