歯医者のウデを見抜ける通い方 むし歯編

こういう病院は危険です〜医療を選ぶ〜 

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皆保険制度の功と罪



医者の既得権発想をはびこらせた最大の要因は国民皆保険制度だと思う。

皆保険制度は、安価で多くの人々が医療を受けられるメリットももたらしたが、同時に医者を堕落させる弊害にもなった。

なぜ、皆保険制度が医者を堕落させるかというと、腕の悪い医者のほうが儲かる制度になっているからだ。

腕のいい医者が一発で病気を治すより、何度も治療しなくてはならない医者のほうが収入は大きくなる。

これが皆保険制度の最大の矛盾である。

なぜこういうことになるかというと、皆保険制度での医療は事実上、国営になっているからである。

個々の医療行為に対して、国が保険点数を決めており、その点数の合計が医者の収入になる。

ということは、三人の技術力の違う医者がいたとしても、同じ医療行為についてはだれが治療しても点数は一緒である。

腕のいい医者だろうが、下手な医者だろうが、全く同じ値段になる。

改めて考えれば、実に不思議な制度だ。

レストランでも美容院でも、腕利きの職人のほうが値段が高い。

それでも納得している顧客がその職人を訪れ、料金を支払っている。

ところが、医療の世界は一律いくらなのである。

これでは真面目に苦労して高い技術を習得しなくとも、楽しくそこそこでやっていればそれでいいやとなってもおかしくない。

また、技術がないために治療が長引けば長引くほど医者は儲かることになる。

こうして、下手な医者のほうが実入りがよくなってしまうのだ。

本来、技術力の高い医者のほうがより高い点数がつかなくてはおかしいのだけれど平等を建前とする皆保険制度の下では、すべての医者が均一に評価されている。

医者も人間である。

霞を食って生きているわけではないから、ついつい治療を長引かせる心理が働いたとしても不思議はない、といったことで医者の堕落が生まれている。

とはいえ、皆保険制度があまねく国民一般に安価な医療を受けられるようにしたのも間違いない大きな功績であるから、今後も皆保険制度はなくならないだろう。

医者の玉石混淆時代はしばらく続く。

昔ほど医師の医者が住みやすいわけではないが、今後は患者側の目もますます問われるようになる。

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