歯医者のウデを見抜ける通い方 むし歯編

こういう病院は危険です〜医療を選ぶ〜 

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痛恨の医療過誤



この10年で訴訟件数が飛躍的に伸びてきた背景には、医療事故、医療過誤を見過ごしてはならないという社会的コンセンサスが生まれたことによるところが大きい。

その契機となったのが、1999年に起きた横浜市立大学附属病院の患者取り違え事故だ。

1月、同病院の手術室において、外科病棟の二人の患者の手術を行う際、医師、看護師らが二人を取り違え、それぞれ本来行うべき手術(心臓手術と肺手術)とは異なる手術をそれぞれに施してしまった。

病院側の発表より早く新聞などで報道されたため、病院の隠蔽体質が厳しく追求された。

医師や看護師18人が書類送検され、6人が控訴審でも有罪判決を受けた。

同じ時期、東京都立広尾病院では看護師が消毒液を血液凝固防止剤と間違って用意し、引き継ぎの看護師が中身を確認せずに患者に点滴するという医療ミスが生じた。

58際の女性患者はその日のうちに死亡してしまった。

この事件では、ミスの当事者である看護師2名のほか、当時の病院長が過誤を隠蔽、カルテを改竄したとして有罪判決が下りた。

一時期に深刻な医療過誤が複数発覚したことで、病院や医療従事者たちの隠蔽体質がマスコミに大きく取り上げられた。

この後、病院もようやく医療事故、医療過誤の対策室を設置するなど、重い腰を上げ始めたのである。



慈恵医大付属青戸病院で2002年11月にも事故が起きた。

前立腺がん摘出のための腹腔鏡手術で60歳の男性患者が死亡し、執刀にあたった二人の医師が逮捕され、その上司である泌尿器科診療部長が書類送検された。

二人は手術前、診療部長に対し腹腔鏡手術をやってみたい自分たちで研究したいと懇願したらしい。

部長はそれを許可した。

しかし、医師ふたりとも腹腔鏡手術の経験はなく技術的裏付けは何もなかった。

熟練者が立ち会わないそのような手術は人体実験ともいえる。

未熟な医師による無謀な手術が死を招いたと批判され、大学病院の信頼は地に落ちた。

驚かれるかもしれないが、このようなひどい例でも昔は表沙汰になることはなかった。

みな、手術室の闇から闇へ葬り去られていたのだ。

この医師たちの逮捕は、警察からの人体実験をやったら必ず逮捕するという強いメッセージの表れである。

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